海や船に関わる仕事がしたい。そう考えていた私がNYK LNGシップマネージメントを選んだのは、スケールの大きな仕事に携われることが決め手でした。水産系の大学で学んだ知識を仕事に活かすために航海士など海上での勤務も考えましたが、結婚や育児など今後のライフイベントを考えると、陸上で活躍できる船舶管理の仕事に就きたいという想いが強くなりました。さまざまな船舶管理会社を検討する中、転機になったのが当社のインターンシップへの参加です。LNG船を管理している先輩方から話を聞くうちに、海外とのやりとも多く、スケールの大きな業務内容にとても魅力を感じました。会社の雰囲気も良くて、働きやすい環境だと感じ「ここで働きたい！」と思いました。もうひとつ魅力的だったのが、若手社員向けの育成制度です。海上職の経験者を採用する船舶管理会社が多い中、新卒でも船舶管理のスペシャリストとして活躍できる環境が整っていることにも惹かれました。

海に出ている船への連絡はメールがメインですが、できる限り電話でのやり取りをするように心がけています。これは尊敬する上司のアドバイスでもあり、直接会話することで船長とより強い信頼関係を築けます。船舶管理の仕事で第一に求められることは、船を止めないことです。船は船員がいないと動きません。安全な航行のためには船員の安全を守ることが重要になります。それには陸上からのサポートは欠かせないもの。船員交代はもちろん、けがや病気の時には通院を手配するといったことも私たちが陸上からサポートしています。船長が船を降りる時に「また一緒に働けるのを楽しみにしているよ」と言ってくれたり、次の船に乗る前のブリーフィングで顔を合わせたときに「前回はありがとう、また一緒だね」と言ってもらえたりすると、本当に嬉しくて心がほっこりした気持ちになります。

私が仕事をする上で大切にしている言葉が「遊戯三昧（ゆげざんまい）」です。父から教えてもらった言葉で「やることを楽しむ」という意味があります。大変だと思う仕事でも、それを任せてもらっている嬉しさを感じながら働きたいというのが私のモットー。船員さんたちが快く船に乗ってくれて次も当社の船に乗りたいと思ってもらえるように、日々の業務に取り組んでいます。これからも船員管理の知識をさらに増やし、多くの経験を積んでいきたいです。そのためにもジョブローテーションでさまざまなテクニカルな業務を経験し、それらの知識を船員管理の仕事に活かしたいと考えています。そして、結婚しても子どもができても長く仕事を続けていくことが将来の目標です。産休や育休、NYKグループの保育施設など、家庭や育児と両立しながら働き続けられる環境があることは、女性にとってはとても嬉しいものです。キャリアを積んだ素敵な女性を目指したいと思っています。