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社員インタビュー02

T.Y.
船舶管理グループ
第三船舶管理チーム
Assistant Vessel Manager
キャリア入社
入社を決めた理由を教えてください

海事系の大学を卒業後、機関士として自動車船やLNG船で3年ほど勤務していましたが、海上での生活が合わずに退職しました。他業種への転職も考えましたが、大学時代から培った船乗りとしての知識や経験を次の仕事でも活かしたいという想いが強くなり、海運業界での転職活動を始めました。NYK LNGシップマネージメントを選んだ理由は、管理している船舶を訪問してさまざまなチェックを行う「訪船」など現場に出る機会も多く、陸上にいながらかなり船に近いところで業務ができることです。これまでの経験を活かしたい、陸上で船に関わる仕事に就きたいという私の想いにマッチしている仕事だと感じました。また、3年という短い期間だったものの機関士としての経験を評価してくれたことも決め手になりました。学生時代に参加したインターンシップでお世話になった社長と5年ぶりに再会したことにも少し運命を感じました。

現在の仕事内容について

アシスタント・ベッセル・マネージャーとして陸上から安全運航のための様々な業務を行っています。「ベッセル・マネージャー」とは、船舶管理について担当船との直接の窓口となるポジションのこと。トラブル対応、機械の「部品」や船内の業務や生活で使用する「船用品」の手配、航海スケジュールや船員交代に関すること、コスト管理など業務は多岐にわたります。船員はもちろん、船主、傭船者、メーカー、修理業者、造船所などの方々と連携し、協力しながら様々な業務に対応しています。私が担当する船舶は2隻。日本に寄港する際に訪船して船員との打ち合わせ、船内の点検や確認作業を行います。1年に1回、1週間ほど乗船して航行している状態で確認や点検を行う機会もあります。2~3年に一度はドックでの点検や工事を実施。船舶が長く活躍できるように維持管理することも船舶管理の重要な業務です。

これまでの仕事で印象に残っているエピソードは?

北米での初入港に現地で立ち会っていたときのことです。LNGの積荷役も終わって私は下船して陸上から出港を待っていましたが、一向に船が動き出す気配がないのです。不思議に思っていると、船から電話がきて「主機が動かない」との報告を受けました。慌てて船に戻って確認すると「電気系統のトラブルで動かない」ということで、急いでメーカーに連絡を取りました。少し時間はかかったのですが、船員と協力して復旧できたときには機関長と抱き合って喜びました。安堵感とともに船員の粘り強さにも感動しました。また、私自身がこだわっているのが、トラブルに対しては再発防止も考えながら対応すること。船乗りだったころに「船は10年、20年と長い期間走るもの。単に修理するだけではなく、より長く動くためにその状態を維持していくことを考えて対応することが重要」と教えられました。現在の船舶管理業においても、管理船が同じトラブルを繰り返すことなく、長く活躍できるよう意識しながら日々の業務に取り組んでいます。

社風や人間関係について教えてください

フランクに接する社員が多く、あたたかい雰囲気の職場だと思います。面倒見のいい社員もたくさんいて、転職当時はいろいろとフォローしてもらえたことが嬉しかったです。おかげでスムーズに船舶管理の業務に入ることができました。助け合う社風は今も同じ。例えば担当船とのやり取りのメールは同じチームのメンバーにも共有しているのですが、忙しい中でも先輩や同僚から「こうしたほうがいいよ」とアドバイスをもらえることもあります。
働きやすさという点では在宅勤務ができるのも魅力だと思います。私は自宅だと仕事に集中しきれないタイプなので出社の機会を多くしています。また、フレックス制勤務を選ぶことができるのもメリット。子育てと仕事の両立、プライベートを重視した働き方など自分らしいスタイルで働ける環境だと思います。

今後挑戦したいことを教えてください

私が目指しているのは、より低いコストで安全に船舶を運航できる担当者となることです。安全運航には現場の力が影響します。船員の皆さんをリスペクトし、関係するメーカーや造船所、業者の方々への感謝の気持ちをもって仕事に臨んでいます。それでもまだまだ私自身の経験も勉強も足りない、もっと成長したいという想いは強いです。今後の成長のためにも視点の違う立場で船の仕事に携わってみたいと考えています。例えば社内で異動してこれまでと違う業務に取り組んだり、他社に出向したりする機会もあるかもしれません。いろいろな立場や環境に身を置くことで、見方や考え方の幅も広がり、その知識や経験を船舶管理の仕事に活かせるはずです。そうした刺激を受ける機会は長い社会人生活の中でも大切なこと。ベッセル・マネージャーやさらに上のポジションに就くことで得られる経験にも関心があります。社内の研修制度で知識を深めて業務の中で経験を積み、さらに成長を続けたいです。

ある1日の仕事
09:00
LNG基地に到着
10:00
乗船
11:00
船長と打合せ
12:00
昼食
13:00
機関長と打合せ
14:00
LNG荷役開始立会い
15:00
船内見回り
18:00
夕食
19:00
下船
休日の過ごし方
数年前までは週末は家で過ごすことが多かったのですが、最近は南房総や伊豆などでスキューバダイビングを楽しんでいます!大学生から70代まで幅広い年代の仲間もでき、休暇をとって伊豆大島や石垣島へ泊まりがけで行くこともあります。海に潜るのはもちろん、仲間たちと一緒に旅ができることも楽しい!旅先では地元グルメを堪能したり、お酒を飲みながら親交を深めたりしています。今では自分の生活に欠かせないリフレッシュ方法になりました!
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