子どものころから異国文化や海外旅行が好きで、誇りを持てるグローバルな仕事に携わりたいと考えていました。高校時代に航海士という職業を知り、自分の想いを実現できる仕事だと感じて海事系の大学へ進学しました。当初は海上職を志望していましたが、NYKグループのインターンシップに参加して考えが変わりました。船舶の安全運航には船舶管理会社が大きな役割を担っていることを知り、多種多様な関係先と連携しながら陸上スタッフとして安全運航に貢献する仕事に魅力を感じました。実は大学の実習で長期乗船に参加し、家族や友人とのコミュニケーションの機会が少なくなることを実感。プライベートの人間関係を大切にしたいという想いもあり、陸上スタッフという道を選びました。NYK LNGシップマネージメントは、NYKグループの中でもLNG輸送船に特化した船舶管理会社です。クリーンエネルギーであるLNGを扱う事業は将来性も安定性も高いと考え、当社への入社を決意しました。

私が担当している業務は、作成した資料や広報誌など仕事の成果物がはっきりと目に見える形で現れる場合が多いです。特にマネジメントレビューの資料は社外にも公表するものなので、確かな資料を作成するためには関係部署とのすり合わせや連携も必要となります。その分、気が抜けない、コツコツと積み上げていく地道な作業が多いです。だからこそ、自分で納得できる成果物が作成でき、世に出たときの充実感はとても大きなものがあります。以前のマネジメントレビューで、ある事柄について自分で調査・資料作成を行い、社長をはじめとする経営陣の前で説明を行う機会がありました。少し緊張はありましたが、資料をしっかりと作り込めているという自信はあったのでうまく説明することができました。マネジメントレビューは社員全員がオンラインで参加する会議です。経営陣だけではなく、先輩や同僚などからも高い評価をもらえたときには本当に嬉しかったです。

今の目標は内部監査員(＊)として任命されることです。内部監査員になるためには内部監査に関する知識や力量はもちろんのこと、船舶に関する業務や会社内の業務についての深い理解も必要となります。また、監査される立場の人からの信頼を得ることも重要です。日々の業務やさまざまな研修を通して、知識やスキルをさらに向上させていきたい。その積み重ねで周囲の信頼も高めていきたいです。もうひとつの目標は英語力の強化です。船舶とのやり取りなど業務では日常的に英語を使っていますが、実はもともと英語が苦手でコンプレックスを感じていたほど。けれども、大学時代に海外の方と話したことをきっかけに本格的に英語を勉強するようになり、社会人2年目で英検一級を取得することができました。今後はよりレベルの高い資格にも挑戦して英語力を磨き、海外クライアントと正確に話し、時には交渉もして当社の業務に貢献したいです。
＊内部監査員とは、船舶や会社に対して内部監査を行う人。